何回か挑戦してハム将棋の8枚落ちに勝てましたが勝った気がしません(あるいは計算機の答を過剰に恐れると言うこと)

 感想としては
「ようやく勝てた瞬間は嬉しかったのですが、それまではずっと不快でした」
 というあたりがすっげぇ正直なところ。

こまおとの決定的な違い

 間違えないことと、必ず隙を突いてくるところですね。
 間違えずに打ってくるからどこからどうやったもんだか攻めあぐねるし、隙を見逃してくれないので、致命的なところがあるとそこを突かれて一気に削られます。

こちらがすべての駒を管理するというのが難しい

 いままで動かす駒のほとんどが大駒であったので、本当に香桂銀金を持て余します。ほっといてもいいならほっときたいのですが、何もしないでいると相手の大駒の餌食になります。そしてそれが相手の手駒になるのですから、こちらで管理できない駒は邪魔どころの話ではなく、かえって足を引っ張ってくるわけです。

駒の交換が非常に怖い

 角の交換はとても一般的なことだとは思いますが、その後、どのタイミングでどこに打てばいいのか分かりません。逆に、こちらの布陣に穴があると確実にそこへ打ってくるのでとても困ります。言い換えると、相手が手駒を持っているという状況が常に重圧です。

繰り返すうちに相手の一手が怖くなる

 相手の動きが完璧な物に思えてしまい、途中どうすればいいのか分からなくなることが多々ありました。
 どうすればそれを突破できるのか、あるいは相手の動きにはどのような弱点があるのか判断できないと、対局が即苦痛になるわけです。

特に邪魔だった自分の駒

 まず角が邪魔でした。動かさないと真っ先に狙われるにもかかわらず、下手に動かすと一方的に損をします。次に邪魔なのは桂と香。相手の大駒が飛び込んでくる先はだいたいここです。
 最終的には攻めに使っていない駒が全部邪魔になります。

それはパズルゲームなのか?

 指しながら、指し方がだんだん「こちらは絶対に取られないようにしてどうにか少しずつ相手の駒を剥いでいく」ようになっていくのに気付きました。ボードゲームというのはだいたいそんな物なのかもしれませんが「こちらが攻める」という感覚よりも「間違いなく相手が得しないように」みたいな、消極的解法を常に考えていたのだと思います。
 自分が不快にならないための答だけずっと考えるので、上手くいっても不快にならないだけで、逆に失敗したらすぐ投了したくなるような感じ。

「それがこのゲームの性質なので、それを受け入れられないとつらい」という話であるのか、それは計算機を相手にしているからなのか。

「そもそも何が楽しくてこのゲームをやっているのか?」という根本的なところまで立ち戻って問われるのであれば、それも難しそうだなぁ、と感じました。

「気持ちよくなる瞬間を作れ!」と言うワガママでもあると思うのですが、それに応えているのがこまおであるのなら、彼は間違いなく自分に必要な相手です。